シヴァーナンダヨーガとは
ヨーガとは
ヨーガとは何千年も前にインドで始まった人生の科学であり、身体と心と魂を成長させるための世界で最も古いシステムです。
古代のヨーギ達は、自分自身やその周りの環境を理解し、調和しながら生きていくための深い知識を持っていました。
ヨーガは主に身体と心のバランスのとり方を教えます。
その方法とは、心を平和にするために瞑想や呼吸法を行いながら、健康に必要なものを組み合わせていくというものです。
心と体の規律をもった訓練を行うことで、本当の健康をえることができます。
ヨーガの5つのポイント
この組織のスワミ・ヴィシュヌデヴァーナンダ師(以下をご覧ください)は、古代インドで伝えられたヨーガを、現代社会に生きる私たちが確実に学び実践し、成長できるように5つのポイントにまとめました。
この5つのポイントがシヴァーナンダヨーガの基本の哲学になっています
適切な運動 (アーサナ)
見せるための筋肉を増やすのではなく、しなやかでバランスの良い身体を整えるためのエクサ
サイズをします。関節、筋肉、腱、靭帯の柔軟性を高め、血行を促進します。背骨の柔軟性と
強さは身体を若々しく保ちます。
適切な呼吸 (プラーナヤーマ)
呼吸のコントロールにより、プラーナ(生命力エネルギー)をコントロールします。身体全
体、そして心や思考を動かす原動力であるエネルギーを高めることで身体と心を整えます。
適切なリラクゼーション (シャヴァーサナ)
身体と心に過労が重なると能率が低下します。体だけではなく、思考や心の中まで深くリラッ
クスすることに取り組むヨーガのリラクゼーションは、自分を芯から充電し回復させるための
自然な方法です。
適切な食事 (ベジタリアン)
私たちが毎日口から食べるものが、私たちの身体を作ります。適切な食事、つまりより純粋で
生命力の多いものを食べることはそういう身体や心を作ることに繋がります。食物、空気、
水、日光を最善の方法で利用することはとても大切です。
ポジティブな思考と瞑想 (ヴェーダンタとディヤーナ)
ポジティブな思考と瞑想はあなた自身をコントロールします。知性、思考が浄化され、低次の
本能的な体質が安定して集中したマインド、意識によってコントロールされます。
4つのヨーガの道
ヨーガには主に4つの道があります。
バクティーヨーガ(帰依心のヨーガ)
カルマヨーガ(奉仕のヨーガ)
ラージャヨーガ(瞑想のヨーガ)
ニャーナヨーガ(哲学のヨーガ)
シヴァーナンダヨーガの知識の源であり、現代の有名なインドの聖者であるスワミ・シヴァーナンダ大師は総合ヨーガを提唱しています。
総合ヨーガとは、ただ一つの道だけを実践するのではなく、4つの道をバランスよく実践することで、精神的な成長が早まるという教えです。
シヴァーナンダヨーガについて
ヨーガの持つ予防および治療の効果は広範囲におよぶもので、大勢のヨーガ・マスターによる草分け的な実績のおかげで、今日ヨーガは世界中で広く信頼されています。
スワミ・シヴァーナンダ大使
シヴァーナンダヨーガの偉大なグルであるスワミ・シヴァーナンダ大師は、信仰深いバラモン階級の家庭に生まれ、ヨーガの道に入る前は、マレーシアで病院の院長を務める医師でした。
大師は大勢の人々の身体的な病気を治すだけでは人間の苦しみの問題を解決できないことを理解し、その解決策を模索するために修行僧となり、インドのリシケシで厳しい修行を実践し悟りをえました。
1936年にディヴァイン・ライフ・ソサエティを創設しました。
スワミ・ヴィシュヌデヴァーナンダ師
スワミ・シヴァーナンダの高弟であるスワミ・ヴィシュヌデヴァーナンダ師は、1927年12月31日南インドのケーララ州で生まれました。
1947年にインドのリシケシのシヴァーナンダヨーガアシュラムに入門し、すぐにシヴァーナンダヨーガ・フォレストアカデミーの初代ハタヨガ教授に任命されました。
1957年スワミ・シヴァーナンダは「西洋で人々が待っている」という言葉を添えて、古来のヨーガを世界中に広めるために、スワミ・ビシュヌデヴァーナンダ師を西洋におくり、そして彼はカナダに当組織であるシヴァーナンダヨーガインターナショナルを創設しました。
スワミ・シヴァーナンダ (1887–1963)
スワミ・シヴァーナンダは現代インドの最も偉大な聖者の一人です。 医師として成功を収めた後、彼は俗世を捨て、熱心に瞑想の修行を行い、真我の悟りを達成しました。
彼は 300 冊を超える本やマガジンを出版し、ヨーガと哲学のあらゆる側面をシンプルかつ奥深い言葉で広めました。
ヒマラヤのリシケシにあるアシュラムディヴァイン・ライフ・ソサイエティで、彼は多くの優れた弟子を訓練しました。 1957 年、その弟子の 1 人、スワミ・ヴィシュヌデーヴァナンダを西洋に、ヨーガを教えるために送りました。
スワミ・ヴィシュヌデヴァーナンダ (1927–1993)
スワミ・ヴィシュヌデーヴァナンダは、グルであるスワミ・シヴァーナンダと 12 年間暮らしました。 1957 年にアメリカに送られ、1970 年代初めにヨーロッパに到着し、その後多くの都市に国際的なシヴァーナンダ・ヨーガ・ヴェーダンタ・センターを設立しました。
彼はダイナミックなハタ・ヨーガとラージャ・ヨーガのマスターであり、ヨーガとヴェーダーンタの古典的な教えを最も純粋な形で西洋にもたらしました。 スワミジはまた、世界平和を求めるたゆまぬ活動家でもあり、世界中の多くの問題を抱える地域に平和のメッセージを届けました。
何千人もの生徒がスワミ・ヴィシュヌデーヴァナンダによってヨーガ教師としてトレーニングを受けており、さらに多くの生徒が彼の著書『ヨーガ大全』からインスピレーションを得ています。
スワミ・シータラーマナンダ (誕生 1953)
スワミ・シータラーマナンダはスワミ・ヴィシュヌデーヴァナンダの高弟であり、1989 年に上級教師であるアーチャリヤに任命されました。彼女は現在、米国西海岸のセンターとアシュラム、そしてアジアの日本、ベトナム、中国でのアーチャリヤを務めています。
彼女は、『ヨガの実践と哲学の要点』(日本語、中国語、ベトナム語に翻訳)、『ポジティブ思考マニュアル』、『カルマ・ヨーガマニュアル』、『瞑想マニュアル』、『108 のヨガ健康ヒント』、『Swamiji said:スワミ・ヴィシュヌデーヴァナンダによる教え集』の著者です。